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PLACE|南相馬で一番遅くまで元気に営業中!「川口商店」
ひと足お先に移住した先輩が、「誰かが移住してきたらまず連れて行きたい!」と思う、とっておきの場所をご紹介。今回は、南相馬市原町区にある「川口商店」。3代続いたお米屋さんを4代目の川口雄大(かわぐち・たけひろ)さんが飲食店としてオープンさせたお店だ。
「他のお店でやっていないものを出すようにしています」と店主の川口さん。
お店では種類豊富なメニューがいただける。
旅先での出逢いからレシピを伝授してもらったという自家製ソーセージは肉感しっかり、ハーブの香りも食欲をそそる。ボリューム満点のチキン南蛮も人気メニューのひとつだ。自家製のピザやアヒージョなど、女性に人気のメニューも揃っている。〆にはパスタではなく、うどんのナポリタンや明太カルボナーラをぜひ。
もちろん、ドリンクも充実している。お客さまが全国各地から持ち寄った珍しい銘柄のお酒や、お客さま考案のドリンクがあるのが川口商店らしいところだ。
もう一つのお店のウリは南相馬で一番遅くまで営業していること。二次会や三次会に、趣味の仲間と集まって、カウンター席でじっくり語らって、など様々な使い方ができる。取材前日も朝の6時まで営業していたというから驚きだ。火曜~土曜はランチも営業している。
根底にあるのは楽しむ気持ち。「お客様とお店という感じであまり分けて考えたくないんです」と川口さん。店の中でもあえて敬語を使わずに接することもあるという。それでも気が付けば自然に打ち解けてしまう。
蔵造りを思わせる落ち着きある扉の向こうには、立場や年齢、職業に関係なく、人と人の心の通った交流ができる素敵な空間があった。
(2019/2/6 取材)
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取材・執筆:七海賢司
撮影:舟田憲一 -
川口商店
住所:〒975-0008
福島県南相馬市原町区3丁目21番地