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MYSTYLE|営業時代に培った細やかなこだわり

住むところが変われば、ライフスタイルも変わる。ひと足先に移住した先輩に、移住後の暮らしに欠かせないモノや仕事道具を見せてもらいました。インタビューと合わせて読めば、彼らの毎日の過ごし方が見えてくるはず。

株式会社東武にて、施設の清掃のマネージメントや、市民プールや交流センターの企画運営管理などを行っている佐藤裕也(さとう・ひろや)さん。東京での勤務を経て、地元・南相馬に戻ってきた。

仕事柄、現場仕事も多いという佐藤さん。身につけるものには注意を払っているという。そのひとつが仕事用のバッグだ。「仕事では作業着を着ることも多いんです。そんな時、バッグだけでも小綺麗なものを持っていると、なんとなく『この人、仕事できそう』って信頼してもらえますよね」。前職は、営業として働いていた佐藤さんならではの細やかな配慮が見えてくる。

腕時計と眼鏡も、現在の仕事を始めてから手に入れたもの。腕時計は、見た目を意識しながらも、実用性も考えるようになった。実際に現場に出ると清掃を手伝うこともあるそうで、水や傷に強いモデルが役に立つ。

眼鏡は、現場の仕事以外ではデスクワークをすることが多く、眼鏡が欠かせなくなったところ、奥さんがクリスマスにプレゼントしてくれたもの。仕事では、眼鏡を掛けることでメリハリを持たせているそう。

働く環境が大きく変化した中、佐藤さんは営業時代に培ったセンスを生かし、自分らしいスタイルを見つけたようだ。

(2019/1/16 取材)

  • 取材・執筆:七海賢司
    撮影:古澤麻美