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MYSTYLE|福福堂オリジナルの前掛けで各地のイベントに参加

住むところが変われば、ライフスタイルも変わる。ひと足先に移住した先輩に、移住後の暮らしに欠かせないモノや仕事道具を見せてもらいました。インタビューと合わせて読めば、彼らの毎日の過ごし方が見えてくるはず。

田村市滝根町で農業と収穫した農産物を使った加工品づくりをしている稲福由梨(いなふく・ゆり)さん。彼女のマイスタイルは福福堂オリジナルのロゴが入った前掛けとバッグ。イベントに参加するときは必ずこの前掛けを着けているのだという。

デザインにもこだわっている。何度転んでも起き上がるダルマの姿には福島の農業が重なって見える。表情は愛嬌たっぷり、口元にはご飯つぶもついている。「これをつけてイベントに行くと遠くからでも声をかけてもらえるんですよ」。いつも笑顔の由梨さんの姿にもどこか重なって見えてくる。

現在手掛ける加工品は、珍しい黒米から作った甘酒の他にブルーベリージャム、エゴマ油など様々。受賞歴も豊富でその美味しさも折り紙付きだ。食のイベントに参加した時にこの前掛けを見かけたら、ぜひ手に取ってほしい。

(2019/2/7取材)

  • 取材・執筆:七海賢司
    撮影:舟田憲一