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PLACE|運転の疲れを癒し、文化も味わえる「セデッテかしま」
ひと足お先に移住した先輩が、「誰かが移住してきたらまず連れて行きたい!」と思う、とっておきの場所をご紹介。第五回目は、車の運転の疲れも癒し、ご当地の食事や文化を味わうことができる施設「セデッテかしま」。
2015年4月にオープンした「セデッテかしま」は、高速道からも一般道からも利用することができる。「セデッテ」とは、福島県を中心に用いられる方言の「連れてって」という意味で、「また行きたい」施設になってほしいという思いが込められているそうだ。
食事処では地域の食材を生かしたメニューや、浪江町で生まれたご当地グルメなみえ焼きそばをリーズナブルな価格で食べることができる。土産処では、南相馬に恩返しをしていきたいという思いから、近県の人気菓子は取り扱わず地元のお菓子を中心に扱っているそう。人気商品は、地元鹿島区のお菓子屋・松月堂が作った舞茸入りのおこわ、南相馬市原町区在住の佐藤高子さんが手作りしているほっき入りのおにぎり、原町製パンの元祖よつわりパンなど。また、周辺地域でとれた新鮮野菜や南相馬の工芸品も並ぶ。
入り口すぐのスペースに展示されている、相馬野馬追の騎馬武者(実物大)も迫力満点で印象的だ。壁面には千年以上の歴史がある伝統の祭り・相馬野馬追を、映像や写真、甲冑と共に紹介している。通りかかったお客さんは驚きつつも足を止め、南相馬の文化に触れていた。
他にも、運転の疲れを癒すコミュニティ広場や、外には子どもが遊べる遊具やドッグランも併設されている。老若男女からわんちゃんまで満足の「セデッテかしま」。県外から訪れる人の休息の場にも、地元民の憩いの場としてもおすすめだ。
(2018/9/11取材)
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取材・執筆:石川ひろみ
撮影:出川光 -
セデッテかしま
住所:〒979-2451 福島県南相馬市 鹿島区浮田字椴木沢 212-1
詳細ページ:http://sedette.jp/