COLUMN
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MYSTYLE|トレードマークはタオル姿。フットワーク軽く各地で活動。
住むところが変われば、ライフスタイルも変わる。ひと足先に移住した先輩に、移住後の暮らしに欠かせないモノや仕事道具を見せてもらいました。インタビューと合わせて読めば、彼らの毎日の過ごし方が見えてくるはず。
東日本大震災支援全国ネットワーク※1の福島担当として現在、富岡町に在住している鈴木亮(すずき・りょう)さん。自身を象徴するものとして見せてもらった品々には、それぞれに鈴木さんらしさが詰まっていた。
幼い頃の飼育係の経験から、環境問題に興味を持ったという鈴木さん。タオルは学生時代からの必需品だという。「高校の頃、道で見かけた事故死した動物たちが可哀そうで。たまたま持っていたタオルに包んで埋めてあげたんです。それ以来、そうした動物を見つけても大丈夫なように持つようになりました」。頭に巻くのが鈴木さん流。自転車で移動する姿と合わせて、このスタイルに鈴木さんらしさを感じる知り合いも多いという。
仕事で訪れた先の写真をフェイスブックにあげるのも鈴木さんの日課のひとつ。スマホも欠かせないアイテムだ。「これがないとできないことも多いし、これのおかげで時間が奪われています(笑)」フェイスブックでは3,300名もの人々とつながりを持つ。
座右の銘を「平々凡々」といい、最も身近な野鳥のひとつであるスズメに自分の姿を重ねる鈴木さんだが、地域のインフルエンサーとしての影響力も大きい。今日も浜通りの復興のため、鈴木さんは精力的に活動していることだろう。トレードマークのタオルを頭に巻きながら。
※1 東日本大震災の被災者支援、復興支援活動や東京電力福島第一原子力発電所の避難者支援活動を行う、全国の組織・団体の民間ネットワーク。
(2019/2/5取材)
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取材・執筆:七海賢司
撮影:舟田憲一