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MYSTYLE|想いを受け継ぐ一枚板のカウンター

住むところが変われば、ライフスタイルも変わる。ひと足先に移住した先輩に、移住後の暮らしに欠かせないモノや仕事道具を見せてもらいました。インタビューと合わせて読めば、彼らの毎日の過ごし方が見えてくるはず。

花梨の一枚板から作られた深みのあるカウンター。福島県楢葉町にある『結のはじまり』の特等席だ。

店主の古谷かおり(ふるや・かおり)さんがお店を始める以前からあったもので、この建物を施工した大工さんが20年以上前に手掛けた力作だという。その大工さんは現在、お店一番の常連さん。愛おしそうにカウンターに触れながら「これ、俺が作ったんだよな」としみじみ話す様子に、「自分一人でお店を頑張ってきたつもりでいましたが、たくさんの人に支えられていることを再確認しました」。

手作りの料理と美味しいお酒、楽しい会話で今日もカウンター越しにお客さまとの結を紡ぐ古谷さん。その様子をずっと見守ってきたこのカウンターは、彼女にとっても仕事を頑張る支えのひとつになっている。

(2019/1/15 取材)