PLACE｜モーニングからお酒まで。ほっとくつろげる富岡のオアシス「カフェY」

ひと足お先に移住した先輩が、「誰かが移住してきたらまず連れて行きたい！」と思う、とっておきの場所をご紹介。今回は、富岡町でほっこりした空間と家庭的な料理に癒される「カフェY」。

「ご飯を食べる場所がなかった富岡町の役に立ちたいと思いました」。富岡町に「カフェY」ができたのが2017年7月のこと。店主の渡辺愛子（わたなべ・あいこ）さんはもともといわきで20年間軽料理店を営んでいた。

「避難指示が出ていた頃、交流があった富岡町の女性から、『避難指示が解除されたら富岡にお店を出して！』と言われたんです」。当時、富岡町で夜に営業するお店としては第一号だった。

メニューは日替わり+定番メニューの4種類が常時スタンバイ。今年の1月には住宅兼店舗を構えた今の場所に移転し、サービスの幅もさらに広がった。お弁当のオーダーやワンコインで楽しめるモーニング、さらに、木金土は宴会などの夜営業にも対応している。

「みんなに落ち着くと言ってもらえるお店にしたいです。自分の家に来たみたいにくつろいでもらえたら」。お店を訪れるお客さんの層は幅広い。手作りの料理を食べる機会が少ない一人暮らしの男性客から、女子会ができる場所を求めていた富岡マダムまで。この店にお腹だけでなく心も満たされている人がたくさんいる。

（2019/1/17 取材）