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WORKING|介護士として働く(南相馬福祉会)
福島で働くってどういうことだろう? どんな仕事があるのか、実際にどんなふうに働いているのか。職業別で相双地域で働く人々の働き方や職場の様子をご紹介します。
今回は南相馬福祉会で働く介護士さんの職場を覗いてみます。
・プロフィール
千葉で商社に勤務していた時、東日本大震災が起こり、幸運にも両親の無事を知り、それを機に何度も帰省して被災地域を見ているうちに故郷を考えるように。
・福島で働くきっかけ
そこから7年、障害者ボランティアに携わる傍ら、職業訓練校で介護を学び、老人介護施設に2年勤務。生まれ育った町だから、長く関わり、復興の役に立ちたい。そういった心の底から込みあげる想いを実現するためには、生活拠点を移すことだと思い、現職への転職を決意。
必要とされる喜びと責任
Q1.普段はどんなふうに働いていますか?
「東京の介護施設で働いていましたが、大きく違うのは同じ地区に住む者同士の深い関わりがある点。『入居者の方の環境を含めて知ろう』ということを初めて思えました。地元ならではの共通の話題も多く、会話の中で新しい発見があるので楽しく働けています。ここは勤務扱いで資格やセミナーを受けさせてもらえるので、今は介護福祉士やケアマネージャーの資格を取れるよう頑張っています」
Q2.年収が減る心配はしましたか?
「商社時代に比べたら収入は少なくなりましたが、『生まれ育った土地に貢献したい』という想いから、Uターンしました。もともとそれはわかっていたことですし、後悔もありません。それでもここでは十分豊かに暮らせますよ」
Q3.帰ってきてよかったことは?
「やっぱり地元の空気感や食事ですね。生まれ育った地というのはもあるし、変わっていないと感じられるのが本当によかったと思います。徐々に復興していく地域の姿を見られるのもいいですね」
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編集:酒井瑛作
取材:吉良竜二 -
社会福祉法人 南相馬福祉会
住所
〒975-0033 福島県南相馬市原町区高見町二丁目70番地
詳細ページ:http://minamisomafukushikai.or.jp/