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PLACE|こだわりの詰まった一杯を楽しむ「バー・ウィザード」

ひと足お先に移住した先輩が、「誰かが移住してきたらまず連れて行きたい!」と思う、とっておきの場所をご紹介。今回は、南相馬市原町区にある「バー・ウィザード」。

原ノ町駅から徒歩5分ほどの場所にある「バー・ウィザード」。オーナーを務めるのは、バーテンダーの全国大会出場の経験を持つ草野聡(くさの・さとし)さん。オープンは2010年。

草野さんが立つカウンターは、修行を積んでいた際に使用していたものをつなげており、幅90cmの幅広なつくり。店内は、アンティークのチェアや装飾が並ぶ大人の空間だ。ウィザード(=魔法使い)という店名は、以前働いていたバーのマスターが名付けてくれたそう。

おすすめは、シングルモルトのウィスキー。目玉は、季節のフルーツのフレッシュカクテルで、季節ごとの味覚を楽しめる。もちろんスタンダードなカクテルもこだわりの詰まったハイレベルな一杯となっており、中でもジンのラインナップが多く、岐阜県から取り寄せているものもある。さらに、ドリンクへのこだわりは、氷にも。東京や横浜から仕入れてたものを使っているそうだ。

お酒のつまみにはスペイン産生ハム「ハモンセラーノ」がおすすめ。他に、アンチョビポテトやピザ、パスタなどちょっとした食事ができるメニューも。ドリンク同様、フードにもこだわり、ピザのソースは自家製だ。

スナックなどの軽いものから食事ができるものまで豊富なラインナップのメニューを取り揃えているのは、土地柄、遅い時間までオープンしているお店が少なく、お腹を空かせてやってくるお客さんもいるから。「幅広いお客さんに楽しんでほしい」という草野さんの想いの表れだ。

店内を見回すと、賞状や盾が並んでいるのが見える。そう、大会にて受賞した創作カクテルもメニューに並んでおり、注文して実際に味わうことができるのだ。原ノ町に来た際は、"魔法使い”の手つきでカクテルをつくる草野さんのこだわりの1杯を、ゆっくりと楽しんでみるのはいかがだろうか。

(2018/12/11 取材)

  • 取材:石川ひろみ
    執筆:酒井瑛作
    撮影:小林茂太
  • バー・ウィザード
    〒975-0004
    福島県南相馬市原町区旭町1-18